研磨加工専門工場 チップソー、メタルソー、面取りカッターなど工業用機械の刃物を超高精度で研磨加工し、生産性向上に貢献します。
チップソー メタルソー 研磨,再研磨,加工 東大阪 ソートー鋼業



次の工程 >> 8.仕上げ作業
7. 腰・歪みチェック・修正

腰と歪みをしっかりと見極めます。

回転の遅い、早いによっても調整が変わってくるんです。

力をしっかりとかける作業で、技術がいる作業です。


刃物の歪みや腰量を最適な状態にするための工程です。


切断作業を行うとチップソーに必ず負荷や抵抗が掛かります。

その結果、チップだけではなく、台金・鉄板部分にも影響がでるのです。

チェックしなければならないのは、『歪み』と『腰』です。

  1. 目で見て、指で押してチェック
    親指を使って台金ボディー2カ所に圧力を加えて、感覚で歪みを確認します。

  2. ハンマー修正

    作業経験が10年以上の職人技。
    熟練工でなくてはできない作業と言われています。

    ソートー鋼業では、ロールプレス(社長考案 自社改良型プレス機)を活用して、長年の経験や勘に頼っていた部分をデジタル数値化し、熟練工でなくても均一の精度を保つことができるようにしました。


    『腰』のチェック

    この作業のポイントは腰量を確保することです。
    お客様の作業環境や材質などを考慮して腰の仕上げをしています。


     (1) 腰が硬い(プラス)チップソーに仕上げる
     (2) 腰が抜けている(マイナス)チップソーに仕上げる

    腰が硬い・抜けている、歪みがあるという場合には、以下の現象が起こります。

     ・まっすぐに切れない
     ・研磨をきちんとしても切断面がきたない
     ・回転中ぶれる

    腰・歪みの修正も切断する材質や設備によって異なります。

    腰が硬い(+)
     ・製品を切断する時、抵抗が加わるとチップソーがぶれる
     ・チップソー自身の柔軟性がない
    腰が抜けている(−)
     ・チップソー自身に柔軟性がある
     ・高速回転するとチップソーがぶれる
      
    2ヶ所にピンポイントで圧力をかけると、
      腰が硬い(+)= 刃先が下を向く
      腰が抜けている(−)=刃先が上を向く
    なるべく“−”へもっていくのが基本ですが、回転数によって異なります。

  3. 腰・歪みの最終チェック

    感覚ではなく、数値で表せるので安定した仕上がりを保証。
    自社の経験と実績、チップソー専門メーカーの協力により
    データ化を実現しました。
チップソー、メタルソー の再研磨加工 有限会社ソートー鋼業
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