研磨加工専門工場 チップソー、メタルソー、面取りカッターなど工業用機械の刃物を超高精度で研磨加工し、生産性向上に貢献します。
チップソー メタルソー 研磨,再研磨,加工 東大阪 ソートー鋼業



次の工程 >> 4.スクイ面の研磨
c.側面研磨

ロー付けで余分に出ている幅を研磨します。
一部分だけ幅が出ていると、
その箇所ばかりでしか削れなくなります。

幅が均一になるよう0.01mm単位まで正確に作業しています。


チップの側面のバランスを整える工程です。


この作業はロー付けした超硬チップと活きている他の超硬チップとの
バランスを 整える作業です。

ロー付けしていない刃の側面
(台金の高さより"0.2"高い)
ロー付け部分の側面研磨前
  側面研磨加工
 
 
  ロー付け部分の側面研磨後
(かぎりなくロー付けしていない刃に
近づけて、側面誤差"0"にする)

研磨作業は、「側面逃角」と「あさり角」の2つの角度を一度に調整します。

なぜ?

活きている他の超硬チップに触らずに、ロー付けした超硬チップの高さを
他の超硬チップに合わせることでチップソーの精度が保てます。



活きている他の超硬チップまで研磨してしまうと、
全体のクリアランスが小さくなり、ひどくなると以下の様な現象が現れます。


 ・切削抵抗が重くなる
 ・切断面が焼けたりする
 ・あさりがなくなるため、刃物の寿命が短くなる

"あさり"のきいていない
チップの小さい刃
左の刃でカットするとこのように、外にキリコがはけなくなり、
パイプ内に"かえり"が多く残ります。

側面研磨後、ロー付けした刃のみを外周にあわせて頭の高さをそろえます。
外周研磨をスムーズにするため、あらかじめこの作業をします。


◇ドイツ・フォルマー社製「自動チップソー研磨機 CX100」導入
2006年8月 ドイツ・フォルマー社の 自動チップソー研磨機を導入。
更に、作業効率の向上と高精度な研磨加工を実現できるようになりました。
>>導入の様子はこちら
◇ドイツ・フォルマー社製「側面研磨機 FS−2A」による側面研磨加工


ドイツ・フォルマー社「側面研磨機 FS−2A」による側面研磨加工で
高精度の研磨加工を実現いたします。

また、お客様の現場で、チップソーの仕様変更が可能となりました。
作業内容に合わせて側面角度を変更することができ、作業性がアップいたします。

お客様それぞれの切断材料の材質、材料寸法(特に被削材の厚み)に合わせて
角度修正を行います。

例えば、 一口に「木」といっても様々な「木」があります。

杉や松、トガの木など・・・
それらは「木」の繊維が多かったり少なかったりしますので、
それにより切断・切削の条件を変える必要があります。

「アルミ」や「鉄」でも、厚みや硬度、粘り具合など色々な性質があります。
それらの情報により加工内容を決めていきます。

その結果、1枚の刃物の寿命を長くすることができるのです。


多くの製造現場では「加工材が1種類しかない」ということはまずありません。

様々な材質・寸法、場合によっては形状も違うということも必ずあります。

それらに対応できるように側面加工をすることが、もっとも重要だと思います。

本来なら刃物の使い分けが最も有効なのですが、
各ユーザー様の製造現場の事情等でなかなか難しい面もあると思います。

その為、加工頻度の高いものに合わせて側面加工をするのが対応策の1つです。

私たちは、「木工」、「非鉄金属(アルミ・銅・真鍮など)」、「鉄鋼」、
それぞれについての差別化をし加工致します。

また、加工を行う技術者の方が問題点に向き合えるよう、
ユーザー様の製造現場に伺い、現状を目で確かめ、話を聴き、問題点を見つけだし、
各ユーザー様個々に細かい対応を進めて参ります。


チップソー、メタルソー の再研磨加工 有限会社ソートー鋼業
577-0033 東大阪市御厨東2-11-10
TEL 06-6782-4244 FAX 06-6782-4330
E-MAIL takano@e-sotokogyo.co.jp